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知りたい

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2025年08月01日

栄養ももちろん大事

実は乳歯の芽、これを歯胚といいますが、なんと妊娠6週目から作られはじめます。

となると、いいお口づくりの一つとしてお母さんには赤ちゃんの歯胚を作る手助けや歯を丈夫にする栄養素をとってほしいものです。

カルシウム、リン、ビタミンA,C,D、タンパク質、葉酸、鉄などです。

どのような食品に多く含まれるかなどは、簡単にインターネット等で情報が得られますので、メニューなどは考えながら見てみてくださいね。

お母さんの姿勢も大事

妊娠期のお母さんの姿勢も胎児に影響があります。

何しろ、この時期は乳歯の芽はもちろん、その歯の土台となる顎も作られてきます。

極端に前かがみになって長時間携帯を見るなどは胎児の成長に影響するのでリラックスを心がけて。

赤ちゃんができたら家族で定期クリーニング・禁煙
「感染の窓」って聞いたことがありますか?赤ちゃんが虫歯菌に感染しやすい時期のことで、1歳7か月から2歳3か月くらいの時期をさします。お子さんのお口の中の細菌バランスだいたいは3歳ぐらいに決まると言われています。つまりこの時期の感染を防げるとその後の虫歯になるリスクは低くなります。家族、特にお母さんのお口の環境が大いに影響するのですが、急に環境は変えられませんので、お母さんになる前からお母さんになる方はもちろん、お子さんを取り巻く家族の方みんなで定期クリーニングを受けてほしものです。
また、家族の喫煙はおなかの赤ちゃん、同居するこどもにさまざまな影響が出ます。
特に妊娠している女性自身の喫煙はおなかの中に居る赤ちゃんに深刻な結果(流産、低体重児出産)をもたらしますが、たばこの煙は喫煙者が吸い込む煙よりたばこから立ち上がっている煙の方がはるかに有害物質を含んでいますので、ご家族みんなで健康を意識して禁煙に取り組みましょう。

キシリトールの活用
キシリトールってもうご存じの方も多いかと思います。甘みがあるのだけれど、これを食べても虫歯にならないと聞いているかと思います。もちろん、その通りで虫歯菌がキシリトールを摂取しても、歯に穴をあけるような酸を出せないのです。だから、虫歯にならないのですが、更に素晴らし事に、酸を出せないということは、虫歯菌の糖代謝(糖を取り入れて、分解したり、合成したりする、生き物にとっては大事な化学反応)を阻害していることを意味します。つまりだんだん虫歯菌が減っていきます。すぐではありませんが、長期的にご家族で活用すると、お子さんを取り巻く方の口腔環境が良くなり、生まれてくるお子様の虫歯予防となります。