新型コロナウイルス子どもの感染予防対策
2020年11月25日
2020年11月現在も減ることなく、増え続ける感染者数。
パパやママも、心配で不安な日々を送っていると思います。
幼い子どもの感染予防対策って・・
どこまでやればいいの?
どんなことをしたらいいの?
ウイルスの除去の方法は2つ
①手洗い/ウイルスを落とす
パパやママがお手本となり、手洗いをする習慣を!
*親が外から戻った時はしっかり手を洗う・・子どもの感染の多くは親から
親子で楽しく手洗い
石鹸をよく泡立てて、20~30秒洗う
「もしもしかめよ」や「きらきら星」の曲はちょうどいい長さです。一緒に歌いながら♬
洗った後は、手を拭いて、よく乾かす!
荒れた手は洗う回数が減る!というデータも・・クリームなどで保湿をしてね。
②消毒/せっけんやアルコールなどでウイルスの膜を壊して感染力を低下させる
小さな子どもは肌が弱いので、アルコールで肌が荒れたり、アレルギー反応が起きたりすることがあります。アルコール消毒ができないときは、濡れタオルでしっかりと手を拭く(2度)ことでウイルスの数を減らせるので感染のリスクを下げることができるそうです。
マスクの役割って
①接種感染対策
ウイルスのついた手で顔を触ったときに、口や鼻に触れないようにする
②飛沫感染対策
自分が感染している場合に、くしゃみや咳の飛沫で人にうつすリスクを減らす。
(大人のくしゃみは、飛沫が2メートル飛ぶ)
小さな子にマスクは必要?
2歳未満の子どもは口や気道など空気の通り道が狭く、マスクをつけると呼吸がしにくくなり、心臓に負担がかかるほか、窒息のリスクも高まります。特に乳児は母乳やミルクを吐くことが多くマスクにさえぎられて口の外に出せずに危険なこともあり推奨されていません。
(日本小児科学会 5月25日)
マスクを嫌がって、何度も顔を触ったりすることで、逆に感染のリスクが高まることも考えられます。
咳エチケット
マスクができないときは、ハンカチやティッシュで鼻や口を抑えるものウイルスを広めないために効果的です。
外遊びによる感染のリスクは?
外でのびのびと遊ぶと、からだが丈夫になるだけではなく、心も豊かに成長します。コロナ禍で、その機会が減ってしまったのが心配ですね。
公園などみんなで共有している遊具で遊ぶ場合は、感染のリスクが高くなるといわれていますが、遊ぶ場所や時間帯を考えたり、触った後や遊んだ後は親子でよく手洗いして感染のリスクを減らすこともできます。お住いの地域の状況に合わせて決めてみてください。
予防接種のために、病院に行くのが心配
「予防接種のスケジュールはあるけれど、感染の不安があって小児科に行けない」と心配しているママさんも多くいます。
小児科でも、十分に対策をしています。状況を見ながらスケジュールを少しずらすことを検討してもいいと思いますが、できるかぎり必要な年齢・月齢で受けてください。気になることは、かかりつけのお医者さんに電話などで相談して、安心して受けられるといいですね。
「保育園内の新型コロナウイルス感染リスクは極めて低い」
東京都港区のみなと保健所から、保育園における新型コロナウイルス感染症の実態に関する調査結果がホームページ上で公表されました。
保育施設では十分な感染予防対策を行っていれば、園児はマスクを着用していないにも関わらず、施設内の感染リスクは極めて低く、職員から園児、園児から職員、園児から園児への感染の可能性は大変低いと結論されています。
港区保健所
https://www.city.minato.tokyo.jp/houdou/kuse/koho/press/202011/20201111_press.html
公益社団法人日本小児保健協会
https://www.jschild.or.jp/archives/2433/
子どもの感染予防は、特別なものはなく、大人と同じように、手洗い・手指消毒を行いましょう。
密閉空間(換気ができない)密集場所(たくさんの人が集まる)密接場面(必要以上に体の接触)が重なるような場所には、パパやママは「行かない」 子どもを「連れて行かない」
子どもは、家庭内で感染することが多いので、まずは家族の感染予防が大切です。
家の中に持ち込まない!
自分の住む地域の状況をきちんと把握しましょう。
正しい情報を知ることで、不安も軽減できると思います。
参考
NHKすくすく子育て
公益財団法人 日本小児科学会
公益財団法人 日本小児保健協会