「ふゆひな」って知っていますか?
2024年11月20日
冬に災害が起きたら あなたはどうする?
NHK仙台放送局では「みんなで冬の避難シミュレーション(ふゆひな)」という
キャンペーンを展開して、皆さんに冬の避難のリスクや注意点をお伝えしています。その紹介をします!
*NHK防災、知っトク東北の情報を参考にしています
冬の寒い時期。
もし災害が起きて、避難が必要になったら、
安全に避難できますか?その備えはできていますか?
実は「冬の避難」にはほかの季節にはないリスクがあると知ってください。
冬の非常用持ち出し袋と服装は?ポイントは加温と保温!
✅使い捨てカイロ
体を暖めることができる『加温』グッズは用意。手足の先よりも首の後ろや脇下など血管が集まっている場所をあたためましょう。低温やけどのおそれがあるため、カイロは直接肌にあてないこと。寝る時には使用しないでください。
✅マスク
感染症対策だけでなく、顔の保温効果もあります。
✅上履き
避難所が体育館の場合、床の温度が0℃近くになることもあります。
✅毛布・冬用寝袋
冬の避難所は寒く、防寒対策が不十分だと、夜は眠れない可能性があります。寝袋はあたたかい冬用のものを準備しておきましょう。
✅避難時の服装について
帽子や手袋、靴下まで厚手のものを着装し、頭からつま先まで、熱が逃げる場所をなくすように『保温』を心がけましょう。
在宅避難する場合も、暖房器具が使えないことも・・・
床に段ボールや新聞紙などを敷くと、寒さがやわらぎます。また、隙間風が入ってくる窓は、覆うようにポリ袋を貼る。カーテンを閉めるだけでも効果的です。
服を着込む際は重ね着のほか、新聞紙や気泡緩衝材を巻き付けたり、服の間に詰めたりすると、より体温が奪われにくくなり、毛布や保温性の高いシートがある場合は全身を包むように羽織ったり、ヒモを使って腰のあたりでしばると、より暖かく感じられるそうです。
「行政などにすべてを委ねるのはなかなか難しいところがありますので、どうしても自助努力が必要になってくるかと思います。自宅でも暖房が使えない環境になることを考えて、低体温にならないような服装であったり、トイレが使えるようにするための携帯トイレだったりを持っておくこと。食料を備蓄しておくことなども需要になってくるかと思います」(石巻赤十字病院 副院長 植田 信策さん)