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2023年08月07日ニュース

沖縄や奄美大島に大きな被害を出している台風6号は影響が広く、長い特徴の台風です。長引く停電で生活にも支障が出ています。

「オール電化なので、煮炊きができない。」

「冷蔵庫の中のものが痛んでしまう。」

「携帯の充電もできない。」

台風は事前の備えが重要です。

7〜10 月には接近・上陸する台風も多くなるので、大雨や暴風に注意が必要です。接近・上陸すれば暴風や大雨となり、冠水や河川がはん濫することもあります。

最新の気象情報などを常にチェックし、災害から身を守ることが大切です。ハザードマップなどを確認し、危険性が高い場所を事前にチェックしておきましょう。

ハザードマップを確認して、家の周辺で浸水(河川浸水・高潮浸水など)の可能性がある場所や、土砂災害(崖崩れ・土石流・地すべりなど)の危険性の高い場所を把握しておきましょう。
避難場所(指定緊急避難場所)を確認しておきましょう。避難場所は災害の種類によって異なります。「浸水や土砂災害の場合の避難場所」をしっかり確認するようにしましょう。
避難場所までの避難経路を知っておきましょう。河川が増水した場合や高潮・高波でも安全に避難できるか確認してください。

避難のタイミング

山などの急な斜面や河川や用水路のそば、アンダーパス、地下街など特に危険な場所にいる場合は、早めに避難所や周辺の頑丈な建物へ避難しましょう。

要援護者(子供や高齢者)は、早めの避難を心がけましょう。自治体から「高齢者等避難」が発令された場合は、子育て家庭の皆さんはすみやかに避難を開始してください。

また、「避難指示」が発令されていない場合でも、危険を感じたら、自らの判断で早めの避難をするようにしましょう。暗くなってからの避難は危険です。気象情報や避難情報をこまめに確認しつつ、明るいうちの避難を心がけましょう。

浸水時の歩行可能な水位の目安は、ひざ下までです。また、水位が低くても水量があると水の勢いで動けなくなる危険性もあります。水が流れてきたら、無理に避難所への移動はせず、早急に、建物の上階などへの垂直避難をするようにしましょう。

垂直避難は 自宅の2階以上へ

避難所へ避難が難しい状況になっている場合は、無理をせず「垂直避難」をしましょう。近くにある鉄筋コンクリート製などの頑丈な建物のできるだけ高い階に避難してください。

近くに該当する建物がなく自宅に居る場合でも同様にしてください。また、近くに山や崖など、崩れる恐れのある斜面がある場合は、斜面から離れた2階以上の部屋に避難してください。

家の周りや屋外の備えをしましょう

■窓や雨戸の補強をする
窓や雨戸のカギをしっかりとかけましょう
雨戸やシャッターがない場合は、窓ガラスに飛散防止フィルムやガムテープ(養生テープ)、ダンボールなどを貼っておくと、万が一窓ガラスが割れたときに破片が飛び散ってケガをするのを防ぐことができます。カーテンなどを閉めておくことも有効です。

■側溝や雨どい・排水溝を掃除する
側溝が詰まっていると雨水がうまく流れず、溢れ出す可能性も高まります。側溝や雨どい・排水溝などにゴミなどが溜まっていないか確認しましょう。ゴミなどがたまっていた場合は、掃除して水はけ良くしておきましょう。

■室外の物を固定したり、室内にしまったりする
室外にあるものが飛ばされてケガや事故につながる可能性があります。ベランダや庭にあるもの(植木鉢や物干し竿・バケツなど)はできるだけすべて室内にしまいましょう。
どうしても室内にしまうのが難しい場合は、あらかじめ倒した上で固定しておくようにしましょう。

■浸水に備えて土のうや水のうなどを用意する
土のうは自治体などで配布しているところもあります。土のうの入手が難しい場合は、二重にした大きめのゴミ袋に水をためて作った水のうを代わりに使用しましょう。水の侵入を防ぐため、玄関などの水の侵入が考えられる場所に、土のうや水のうを設置しましょう。

家の中や部屋の中、屋内の備えをしましょう

■スマートフォンや充電器、ノートパソコンなどを充電しておく
スマートフォンや携帯電話は、万が一の際に連絡を取ったり、情報を入手したりする手段として、必需品となっています。停電に備えて、あらかじめスマートフォンや携帯電話、充電器の充電をしておきましょう。ノートパソコンも同様です。また、ノートパソコンは、充電器の代わりとして使用することも可能です。

■電化製品や家財道具を2階以上にあげておく
浸水の危険がある場合、テレビやパソコンなどの動かせる電化製品や家財道具は2階以上へ移動させておきましょう。

夏場は冷蔵が必要な食材用に保冷剤やクーラーボックスの用意を!

停電が続くことも考えられます。熱中症対策もかねて保冷剤の用意をしてください。

台風情報の見方を知っていますか?

①現在の中心位置
観測時刻での台風の中心位置です。観測から発表までに約1時間かかるため、ご覧になられている時は、さらに少し進んでいます。
②暴風域
台風の暴風域です。このエリアでは平均風速25m/s以上の暴風になっていると考えられます。
③強風域
台風の強風域です。このエリアでは平均風速15m/s以上の強風になっていると考えられます。
④予報円
予報円です。例えばこの図では、1日3時に台風がこの円の中に入る確率が70%と予想されるエリアです。台風は必ずしも予報円の中心を進むわけではありません。
⑤暴風警戒域
暴風警戒域です。台風の中心が予報円内に進んだ場合に、暴風域に入る可能性のある範囲です。予想時刻に台風の暴風域が無くなる場合、暴風警戒域は無くなって、予報円のみの表示となります。

台風情報には、進路予想のほかにも大きさや強さなど重要な情報が含まれています。正しい理解で十分な備えを行うようにしましょう。

*出典:日本気象協会 防災プロジェクト「tenki.jp知る防災」