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2021年12月27日ニュース

「今年は実家に帰ります!!」

「久しぶりに両親祖父母に会いに行きます!」

コロナ禍でかなわなかった帰省。今年はこんな報告をたくさん聞きました。

「おじいちゃんおばあちゃん、親戚縁者、それはもう大喜びでしょう♬」

帰省中を安全に過ごすために!!

12/20ニューズウイーク日本語版の記事「子どもの事故にはパターンがある、防ぐためにできることは?」よりご紹介しますね!

起こりやすい事故には発達段階に応じてパターンがあることが、研究からわかっている。真の「見守り」は目を離しても安全な環境を作ること!

久しぶりの帰省、その間に子供の成長に驚かれるおじいちゃんおばあちゃんもいらっしゃると思います。ゴロゴロしていただけのころに会ったお孫さんが、今ではつかまり立ちができて!!と成長を喜ぶ時に、見直してほしいのが、迎え入れる側の家・部屋の環境です。大人中心の生活で過ごしている環境は、子どもにとっては危険がいっぱい!!

成長に伴い、子どもは何にでも興味を持ち、遊び道具にしてしまう。ロールカーテンのひも、炊飯器の湯気、ウオーターサーバーなどハイハイをするようになると、思わぬところに入りこみ、手にした物全てを口に持っていくために「誤嚥」事故が急増する。つかまり立ちを始め、歩き出すとベランダからの「落下」や交通事故、水場での「溺水」といった、一瞬で命を奪う事故の頻度が高まる

心待ちにしていた帰省の時間が、楽しい思い出になりますように。帰るほうは「こんなことができるようになりました」と成長を報告し気をつけるところを具体的に伝えることで、迎える側も心構えができます。一緒に準備をしてくださいね。

また、帰省せずに親子で年末年始を過ごすご家族もたくさんいることでしょう!お仕事が長いお休みになるパパやママもいますね。保育園や幼稚園もお休みになって、長い時間みんなで過ごす時にも、同じことに注意してくださいね。

日本子ども学会常任理事の所真理子さんは「ちょっと今日だけ」という時に限って深刻な事故が起きるという。自家用車が故障したためチャイルドシートはない実家の車を借りて事故に遭い子どもが外に投げ出される。たまたま通園バッグを身に着けたまま公園で遊び、バッグのひもが滑り台の突起部分に引っ掛かり、首つり状態で亡くなる。「リスクと高い重点事項について家族が情報共有を行い、しっかりと対策をとっておくことが、悲劇的な事故の予防につながる」という。

「見守ることが事故の予防になるというのは誤解で、迷信のようなもの。目を離しても良い状態にする環境つくりが事故の予防効果を上げる」とNPO法人セーフキッズジャパン理事 東京工業大学教授西田佳史は断言する。

親が四六時中、子どもから目を離さずにいることはできません。まして久しぶりの親や兄弟姉妹との再会です!!緊張が緩むこともあっていいと思います。日ごろの育児の疲れをいやし、甘えてきてくださいね。年明けのひろばで楽しい報告を聞かせてください!