話すのが、いまだ単語のみで、大人からは聞き取りづらい発音です。
一歳半検診の時には、2歳まで様子を見ましょうと言われました。
この時期に、単語のみは、発達が遅いのでしょうか?発達障害などの相談を考えたほうがよいのでしょうか?
同じくらいの月齢のお子さんが、どのくらい話すのかわからないので、自分の子の発達の進み具合もわかりません。
どの程度であれば発達相談対象になるのか、教えていただけますか?よろしくお願いします。
くまっしぇからのお返事
お返事更新日:2022年07月22日
くまっしぇ
にこにこんさんのように、お子さんの発語については心配されている方は本当に多くいらっしゃいます。
心の成長と違い、歩行と同じく見て(聞いて)わかることですので、発語について心配されるのはもっともなことだと思います。
お子さんのご様子を拝見していないので、軽率なことは申し上げられませんが、私の園では「1歳4か月〜1歳11か月児」の姿として言葉の発達を以下のように考えています。
・知っているものを単語で話す
・聞かれたことを指さしで答える
・名前を呼ばれると返事をする
・物と言葉が少しずつ結びつく
・1歳6か月で意味のある単語を5つ以上言う
・絵本や紙芝居を楽しむ、聞く、繰り返しのある言葉のまねを楽しむ
・大人と簡単な「ごっこ遊び」をしながら言葉のやり取りを楽しむ
・「これなあに?」と指さしをしながら次々と質問したり、身の回りのことを言葉で表現しようとする
いかがでしょうか。
これが2歳を迎えると次のようになっていきます。
・耳から聞いた会話を真似してしゃべろうとする
・自分の要求を二語文で伝える
・簡単なあいさつができる
・「これなーに?」の質問が多くなる
・単語数が急増、助詞が出てくる(二語文→三語文)
・「じゅんばん」「おんなじ」「いっしょ」「かして」「まぜて」という言葉を理解して使いたがる
・簡単なごっこ遊びで、言葉のやりとりを楽しむ
・知的好奇心が強くなり「なぜ?」「どうして?」といった質問が多くなる
・「良い・悪い」「大きい・小さい」「進め・止まれ」など反対関係の言葉が出る会話が始まる
(以上『かわいがり保育』なでしこ保育研究所/著より抜粋)
1歳後半から2歳の時期の成長の大きさがわかると思います。
もちろん個人差がありますので、全く喋らなかった子がいきなり二語文を話し出したというケースもあります。
にこにこんさんが車の運転ができないという事情があることはわかりましたが、お子さんが生の言葉の刺激に触れる機会が足りない印象を受けましたので、発達障害うんぬんということよりまず、お子さんを他のお子さんのいる場所へ連れて行かれてはいかがでしょう。
管理者からのメッセージにもありましたが、ご自宅の近くの支援拠点に行けるとよいですね。
もしくは「相談室」という場所が市内に3箇所ありますのでお電話してみてください。
公共交通機関を使ってお目当の拠点へいく方法をアドバイスしてくれるかもしれません。
また、母子健の言う「様子をみる」というのは何もせずそのまま時間の経過を待ちましょうということではないと思います。
にこにこんさんが、こうして私たちに相談してくださったように、行動することで、お子さんの生活に直接変化をもたらせたらいいですね。
今、拠点の多くは予約制ですが、そうではないところもありますので、まずはお電話をお待ちしています。
くまっぺ広場 第2
言葉についての相談は広場でもよくあります。
とても気になることのひとつですよね。お子さんの様子をよく見ている証拠だと思います。まずは本当にこれは個人差が大きく(月齢に限らず)や性格(例えば恥ずかしがりや)がそれぞれある、ということです。
あんまりおしゃべりしなかったお子さんが、2才以降にある日何かのきっかけで話し出したというケースもよく聞きます。
2才で単語のみということですが、言葉以外にコミュニケーションをとる様子は見られたりしますか?また、大人の言うこと「○○もってきて」「ちょうだい」など理解できたりしますか?
コミュニケーションツールのひとつとして「言葉」があり、他にもジェスチャーや首を振ったりうなずいたり、指差しなど、大人と目が合って自分の気持ちを何かしらの手段で伝えようとしているのならば、言葉を溜めている時期なのかもしれません。
お子さんの実際の様子がわからないのですが
一度ひろばでお会いできたらいいなあと思います。
くまっぺ広場にも、車がなくベビーカーやバスを乗り継いでいらしてくれる親子さんもいらっしゃいます。良かったらいらしてみませんか。
すずかけ相談室♭
にこにこんさん こんにちは
発語はとても個人差があって心配されるお母様が多いようです。言葉は沢山ため込んで コップから水があふれるように出てくるものだそうです。今お子さんは言葉を沢山ため込む時期なのかもしれませんね。単語は出ていらっしゃるとの事、発音がはっきりしないのは舌の使い方なのかもしれません。母子健康センターでは言葉の相談もあります。気になるようでしたら一度ご相談されても(電話での相談でも大丈夫です)良いかと思います。また、発語を促すのは、お子さんが見ているもの・感じている事に言葉を添えてみてください。例えば「お花綺麗だね」等 わかりやすい言葉で短くはっきりと語り掛けてみてください。発語を促したいという思いから次々と話しかける事は逆効果になってしまう事もあります。お子さんが伝えようとしている気持ちを大切に、発している言葉も沢山聞いてあげてくださいね。また、絵本の読み聞かせも言葉を育みます。絵本の読み聞かせは、読み手のお母様にもリラックス効果があるそうです。これから暑い夏。外に出られないことも多くなりますので絵本タイムも楽しんでみてください。相談室は電話でのご相談もできます。いつでもお電話下さい。