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2023年10月13日ニュース

総務省消防庁のリーフレットより

10か月の乳児の2階からの転落による死亡事故という悲しいニュースが報道されました。子どもの成長に伴い、生活する家の中も注意が必要な場所が増えます!

転落事故を防ぐために!佐久医療センター小児科医長坂本Drからのアドバイスです。

とても悲しい事故です。親御さんの気持ちを思うといたたまれません。転落事故は今回のようにつかまり立ちして歩き始める1歳前後から起きやすくなります。窓を開ける頻度が増える春と秋にピークがあります。4歳以下の転落事故では、5歳以上の子どもと比べて頭部にケガを負う可能性が3.2倍高く、入院や重症化のリスクも1.6倍と高いとの報告があり、致命傷になることもあります。

予防として

①2階以上の窓に転落防止柵を設置

②窓にロックをつけ窓が10cm以上開かないようにする

※小さな子どもでも10cmの開口部を通過できないことが分かっているため

③網戸は強度が弱く、乳幼児の転落防止にならないことを認識する

④子どもが上る可能性のある家具を窓の近くやバルコニーに置かない

等が挙げられます。

普段小さなお子さんと一緒に暮らしていない環境では環境整備が必要です。今一度窓やベランダの環境点検をお願いします。

子育てアドバイザーの高祖さんからのアドバイスです。

このような事故を起こさないために、以下のことを心がけましょう。

べビーベッドを窓の横に置かない。ベッドに足をかけて上り、窓から転落する事故につながります。

窓の前に棚やソファーなどを置かない。足をかけて上ってしまうことがあります。

窓には転落防止の補助ロックをつける。窓に鍵をかけても、椅子を持ってきて開けてしまうこともあります。鍵をかけたうえで、子どもの手が届かない位置に補助ロックをつけましょう。窓を少し開けて換気したい場合にも便利です。

ベランダに物を置かない。エアコンの室外機は手すりから60㎝以上離して置きましょう。

大人が一瞬も目を離さないということは不可能ですし、子どもは昨日できなかったことができるようになります。できるだけの対策をしておきましょう。